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福岡の仕出し弁当専門店「マンジャ」 創業ストーリーと進化の軌跡

「食」を通じて喜びを届ける。マンジャの原点

株式会社マンジャは、福岡市中央区小笹で2002年に創業しました。
創業者である**徳原聖治(とくはら せいじ)**氏は山口県宇部市の出身。大学卒業後、生鮮食品会社で百貨店販売を経験したのち、「食の世界で独立を」と決意し、惣菜の持ち帰り専門店を開業しました。

社名「マンジャ」は、イタリア語で“食べる”を意味する「mangiare(マンジャーレ)」と、「万人に喜ばれる店」を目指す「万者」をかけ合わせた造語です。

試行錯誤の日々――フードロス・駐車場問題・赤字続きの経営

オープン当初は、和洋中あわせて50品目以上をそろえた惣菜バイキングとイートインを展開。メディアにも注目されましたが、多品目管理によるフードロス20〜30%、来店集中による駐車場クレームなどが重なり、赤字経営に。売上を補うため、スーパー卸や百貨店催事にも挑戦しましたが、安定収益にはつながりませんでした。

仕出し弁当へ転換、そして「経営の学び」との出会い

2009年には空港向け弁当「空弁」、2011年には博多駅構内での弁当販売と、販路を広げてきた徳原氏。
その中で「仕出し弁当こそが、安定収益の鍵」と感じ取り、法人・団体向けへの取り組みを強化しました。

しかし、実際はそう簡単にはいかず、**「頑張っても頑張っても結果が出ない」**という苦しい時期が続きました。
「もしかすると、この事業は収益化できないのではないか…」と諦めかけたこともあったといいます。

そんな折、2013年に信頼する外部のベテラン経営者と出会い、「経営指針書」の学びを通じて、理念経営・財務分析・SWOT分析・10年ビジョンといった経営の根幹を見直すことに。

この出会いが、マンジャの経営を立て直す大きな転機となりました。

経営理念と10年ビジョンが導く「選ばれる弁当屋」

徳原氏が掲げた経営理念は、

『心躍るものづくりとサービスの創造』

そして10年ビジョンでは、

「ご当地の良さを活かすフードプロデューサーになる」

と描き、弁当・惣菜・寿司に至るまで、商品開発・人材育成・財務改善のすべてを構造化しました。

特に財務分析により、赤字の原因が空港弁当の深夜製造による人件費過多と判明。これを見直し、日中製造できる商品の開発に着手。そこから黒字転換を果たしました。

進化し続けるマンジャのこれから

時代は今、大きな転換期を迎えています。
私たちマンジャも、これまでの常識や仕組みにとらわれず、柔軟な思考と万事徹底の姿勢で、働き方や企業の在り方そのものを見直す段階に来ています。

詳細は企業秘密ですが──
これからのマンジャが目指すのは、規模を追わずとも、人が集まりたくなる“わくわくする会社”づくり

どこまで面白くできるか?
どこまで前のめりに挑戦できるか?

その問いに、本気で向き合いながら、2019年に変更した経営理念
「あるとうれしいをカタチにする」会社として、これからも進化を続けてまいります。

2003年当初のマンジャ

2003年当初のマンジャ

ご案内です。

福岡弁当、福岡仕出しのお届けのプロ集団マンジャで是非メンバーとして

働きたい方は是非ご連絡お待ちしてます。

https://www.fukuoka.doyu.jp/2023/08/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3/